ALL ABOUT
PASSTO

パストの内側まで、
知ってください。

正直に全て見せることは、
なかなか難しい。

けれど私たちECOMMITは、小さな努力を重ねて、大きなボリュームを扱い、17年かけてPASSTOというビジネスに発展させてきました。自信をもって全てを透明にお見せします。

PASSTOが必ず、
次の人に届けます。

PASSTO

1.

回収

Rescue

ごみの量に対し、圧倒的にインフラが足りていない。PASSTOがそれを変える。

回収量は業界トップクラス、衣類分野においては国内廃棄の約1%を救出しています。規模をより拡大しながら、極限まで価値のバトンを繋ぐ仕組みづくりに挑戦します。

循環インフラとして回収量にコミットする。

郵便局、ショッピングセンター、レジデンスなど身近な生活接点にPASSTOを配置し、全国3,000箇所を超え拡大を続けています。

※PASSTOのボックス設置の他にPASSTOのスキームを活用したイベント回収・店頭回収・自治体からの回収等を含む。直近2年の回収箇所の合計。

回収先も一緒に変えていきたい

ドライバー/リユースアドバイザー
藤社 隆司さん

「回収するだけ」ではありません。私たちは、リユースアドバイザーとして、ごみにしないための提案を行ったり、効率的な回収ルートをつくるなどの役割を担っています。PASSTOを置いてくださっているお店や施設の人も一緒になって、捨てない社会に変えていきたい。その想いを大切に、回収先の方と対話をつづけています。

利益優先の販売はしない。リユースにこだわり常識を覆す「選別」を続ける。

選別はPASSTOの心臓部。全国7箇所のサーキュラーセンターに届く膨大な回収品を、全10カテゴリ・合計123種の品目に選別します。リユース率を高めるために、もっとも重要であり、同時にもっとも大変な工程です。

1人のピッカーが1日で選別をする量です。これは実にTシャツ4000枚相当です。丁寧に、的確に。まとめて流通させた方が低コストで利益が生まれる世界で、ここまでやるのが、PASSTOのプロピッカーです。

服が好き、毎日触れられて嬉しい

選別/プロピッカー
味波 未来さん

「どうしたら価値が出るか」マニュアルにないものも多い。プロとしてその取捨選択をしながら、それぞれのピッカーが自分のセンスや感覚で、「これはここで人気がありそう」というアイテムを選んでいます。人にしかできないことで、不要品に価値を付けられることが喜びです。

2.

選別

Evaluation

3.

再流通

Re-distribution

『本当に欲しい人』に届ける。17年かけて育ててきた再流通のパートナー。

PASSTOは回収したものを販売する取引先も厳選しています。なぜなら、レスキューした価値を次の人に大切に届けてくれるパートナーにお渡ししたいからです。いまでは長年にわたって築いた信頼関係のもと、100を超える国内外の再流通先と連携しています。

もう一度商品として生まれ変わるリユースを優先。季節やトレンド、お店からのニーズに合わせて、細かく選別したものをアソートして、さらに80通りに商品化。そのなかから、本当に欲しい人へ必要な量だけ届けます。だからこそ、廃棄を減らすことができています。

本当に必要な人につなぎたい

販売戦略/海外チーム
野間 さつき

PASSTOされたものには色んな人の想いが込められています。その想いをつないでいくのが私の仕事です。お客様と細やかなコミュニケーションを重ね、時には改善要望もいただきながら緻密にすり合わせを行い、気がつけば10年以上ご一緒しているパートナーさんが多くいます。信頼関係を積み重ね、ニーズのある商品を本当に必要とされているパートナーの方々に販売することを大切にしています。

だから、
次の人に渡っていく

マッチング力がなければ実現できないリユース率

プロピッカーによる目利きと、販売管理によるマッチング力によって、再流通率は98%以上、リユース率85%を実現しています。アジアはもちろん、ヨーロッパや北米など世界各国からのニーズがあり、質にこだわる古着屋さんからも、大きな信頼をいただいています。

リユースできない資源もあきらめない。リサイクルから素材を生み出す。

リユースが難しいものは、リサイクルパートナーと共に、資源循環を行っています。優先するのは環境負荷の低い方法。中でも、ものづくりの現場に再生素材を戻していくことで、ものづくり自体のあり方を変えることをPASSTOは目指しています。

環境負荷の低い手法を重視する

  • 優先

    1

    マテリアルリサイクル

    複数の素材が混ざっている製品のリサイクルは難易度が一気に高くなるのが特徴ですが、フェルトなどへ変換します。そうすることで、シートクッションや吸音材、断熱材など、利用価値の高い製品へと再生されています。また、ウール製品は、パートナーである三星毛糸の技術によって再生ウール「ReBirth WOOL」に。綿100%の場合は、機械の油、汚れ、不純物などを拭きとるときに使う布(工業用ウエス)に変わっていきます。

  • 優先

    2

    ケミカルリサイクル

    資源を素材に生まれ変わらせる手法です。たとえば、100%ポリエステル製品を原料とする衣類は、伊藤忠商事様のリサイクルポリエステルブランド「RENU」と連携し、リサイクルポリエステル繊維に。

  • 極力回避

    3

    サーマルリカバリー

    水平リサイクルや反毛へのアップサイクルが難しい場合は、焼却を行いますが、その際に発生する熱エネルギーを回収することで、各種施設の暖房や給湯など様々な用途へと変換されています。
    ※サーマルリカバリーはEUではリサイクルに認められておらず、ECOMMITでも極力、素材のままの活用であるマテリアルリサイクル〜水平リサイクルを重視しています。

PASSTOは素材・リサイクルパートナーを常時募集しています。
リサイクルパートナーのお問い合わせはこちら

いつ、どこからきて、
どこへいったのか。

トレーサビリティレポート

回収拠点ごと、回収日ごと、アイテムごとに、手間を惜しまずデータを登録しています。効率だけを求めていては出来ない工程ですが、トレーサビリティへの努力が、廃棄のないマッチングに繋がっています。

選別されたものが、それぞれどのようなリユース・リサイクルの循環を辿っているのか、トレースできることも、サステナビリティへの活動を後押ししています。

ケーブル類や電子機器廃棄物に埋もれて座る中国の子ども ’GP0HC5' by Inmediahk is licensed under CC BY-NC 2.0

トレーサビリティの原点は
中国で見たごみの山

2011年頃、エコと言われ日本で集められていたものたちが、中国のグイユで産業になる一方、子供や女性たちがそこで違法に働き健康被害にあっているのを目の当たりにし、2度とこういうことに加担してはいけないと思いました。自分のビジネスに責任があるのだ、自分たちで明らかにしなければいけないのだと思い直し、全ての取引を見直し、それから10年近く、僕たちはトレーサビリティに拘っています。

ECOMMIT
代表取締役CEO
川野 輝之

あらゆるものが
循環できる社会へ

ECの発展により、消費のインフラは
かつてないほど便利に整いました。
一方で循環のインフラはまだ不十分であり、
その構築こそECOMMITの使命です。

PASSTOが始めている
新しいアクション

  • #新しいものづくりのインフラになる

    世界では各ブランドで、自社の認定リユース品の販売が行われています。ブランドのリセールを支えるために、すでに国内多くのブランドでPASSTOで集まった商品を渡すパートナーになっています。PASSTOが目指すのは、ものづくり自体が変わっていくことです。

  • #アジアでの国際資源循環

    ものづくりの製造現場がアジアにある今、資源循環は日本だけで完結できるものではありません。2024年からは、タイに進出。アジアに再流通した不要品を現地で再度循環させます。また、将来的には、再資源として加工された最終製品が、日本に戻るようなアジアならではの国際資源循環を目指します。

  • #世界初の自動選別センター

    大きく循環のインフラを作っていくために、人の手でしかできないもの以外を、テクノロジーの力で自動化していきます。より早くより多く。海外のチームとタッグを組んで循環センターを東京近郊に建設予定。

    自動選別センター素材提供|Valvan nv 「VIVE Textile Recycling: speech sorting system」

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