
100年先までつなぐ。河田フェザーとPASSTOが挑む、ダウンの循環 | PASSTOマガジン VOL.21
100年先までつなぐ。河田フェザーとPASSTOが挑む、ダウンの循環 | PASSTOマガジン VOL.21
PASSTOでは羽毛製品のリサイクルにおいて、国内屈指の技術力を持つ「河田フェザー株式会社」との連携を開始。
1羽の水鳥から採れるダウンは、わずか10gほど。1着のダウンジャケットを作るには約10羽、1枚の羽毛布団には実に120羽分もの貴重な命の恵みが必要となる。かつて、日本では良質な羽毛製品が数多く流通していた。しかし今、飼育環境の変化などにより、新しく手に入る羽毛の品質は以前よりも低下しつつあると言われている。
「昔のダウンの方が、実は圧倒的に質が高い。それが捨てられてしまうのは、あまりにももったいないんです」
そう語るのは、明治24年の創業以来、羽毛の可能性を追求し続けてきた羽毛専業メーカー「河田フェザー」のリサイクル部の責任者を担当している永田 美保さん。そこには、135年にわたり羽毛と向き合ってきた企業だからこそ到達できた、妥協なきこだわりがある。

三重県明和町の「気候」と「奇跡の水」が育む、世界最高水準の品質

河田フェザーが羽毛の精製工場を構えるのは、三重県多気郡明和町。この土地は非常に空気が乾燥し、冬場でも日照時間が長いという独特の気候を持つ。この乾燥した空気は、羽根を隅々まで広げ、汚れを落としやすくするために不可欠な条件。さらに同社の品質を決定づけているのが「水」である。
「大台山地から流れる地下水を汲み上げた『超軟水』は、そのまま飲めるほど清らかで、ミネラル分をほとんど含みません。この特別な水を使用することで、羽毛の微細な隙間に入り込んだ垢や埃を極限まで洗い流すことができるのです。洗浄に使用した後の水は、伊勢湾の環境基準を満たした清浄な水として、自然へと戻されます」

そのまま飲めるほど清らかな『超軟水』。目に見えない羽毛の隙間の汚れまで、この水が洗い流す
「昔のダウン」は宝物。今、回収を急ぐ理由
近年、食肉文化の変化や飼育期間の短縮により、新しく手に入る羽毛の品質は低下傾向にあると言われている。一方で、10年、20年前に作られた羽毛製品には、今では手に入りにくいほど高品質なダウンが眠っているという。
「昔のダウンの方が、実は圧倒的に質が高い。それが価値を理解されずに捨てられてしまうのは、あまりにももったいないんです」
「河田フェザーが今、消費者からの直接回収を強化している背景には、質の高い資源が焼却・埋め立て処分されるのを防ぎたいという切実な想いがあります。ダウンは食用として飼育されている水鳥の副産物となります。だからこそ、その尊い命の証を無駄にせず、磨き直して次世代へ繋ぐ責任があると考えています。」
世界基準の6倍。新品よりも「綺麗で安心」なリサイクル

左が洗浄前、右が洗浄後
河田フェザーのリサイクルダウンは、「新毛よりも綺麗」と言える。なぜなら、一度製品になる際に洗浄され、リサイクル時にもう一度、新品と同じ(あるいはそれ以上の)工程で徹底的に洗われるからだ。
羽毛の清潔さは、洗った後の水の透明度を測る試験で判定される。世界的な標準とされる基準に対し、日本国内の基準はその2倍と非常に厳格だが、河田フェザーがリサイクルダウンにおいて自社に課しているのは、さらにその上を行く基準。世界基準と比較すると、実に「6倍」もの圧倒的な清浄度を誇る。
羽毛アレルギーの多くは、実は羽毛そのものではなく、付着した埃やダニの死骸などが原因と言われている。この徹底した洗浄と「除塵(じょじん)」工程を経た河田フェザーのダウンは、アレルギーを心配する方でも安心して使えるほど清潔なのだ。その品質の高さから、現在のアパレル市場では、あえて新品ではなくリサイクルダウンを指名するブランドが急増しているという。
職人の「眼」と「手」が、機械の限界を超える

回収した羽毛ふとんの解体は丁寧に手作業で行われている。
羽毛のリサイクルには、AIや機械だけでは到達できない領域がある。工場に届いた製品は、熟練の職人が1枚ずつ手作業で裂き、中身を取り出す。この「解体」は、機械よりも人間の手で行う方が隅に詰まった羽毛まで綺麗に取り切ることができ、無駄なく回収ができる。この工程は、長年地域の障害者就労支援施設の方々が担っており、丁寧な手仕事が循環を支えている。
その後、取り出された羽毛は約20種類ものカテゴリーに厳密に仕分けされる。個体差のある天然資源を見極めるこの「眼」こそが、135年続く羽毛専業メーカーの技術の結晶だ。
なぜ、河田フェザーはPASSTOを選んだのか

回収された羽毛布団。捨てればゴミ、分ければ資源。日常の中から羽毛の新しい未来を切り拓く
羽毛は非常に嵩張るため、運搬効率が悪く、物流コストが大きな壁となる。そのため、自治体の回収現場などでは「リサイクルするより燃やす方が手っ取り早い」と判断されてしまう現実がある。
河田フェザーがPASSTOをパートナーに選んだのは、オフィスや商業施設といった生活者の日常動線の中に、この「貴重な資源」の入り口を作ることができるからだという。
「『捨てればゴミ、分ければ資源』という言葉を、誰もが誇りを持って、手軽に実践できる環境を作ること。PASSTOの利便性と、河田フェザーの圧倒的な技術力が組み合わさることで、これまで失われていた高品質なダウンが、再び誰かを温める『宝物』へと生まれ変わる道筋が整いました」
貴重な命の副産物を、末永く使い続けるために

Photo : Samar L
羽毛は、水鳥の命からいただく副産物。そして、寒い時には開き、暖かい時には閉じて温度を調整する、人工的には決して作り出せない唯一無二の機能を備えている。この驚異的なメカニズムを持つ天然資源は、適切に磨き直すことで、世代を超えて循環し続ける無限の可能性を秘めているのだ。
期間限定:ダウン回収キャンペーン概要

お部屋の片隅で眠っている着なくなったダウンジャケットがあれば、ぜひ宅配PASSTOで送ってみませんか?あなたの「不要なもの」が、三重の清らかな水と職人の手によって、再び誰かを温める「宝物」へと生まれ変わります。
アパレル製品は、新しく作るよりも今あるものをリユース・リサイクルする方が、環境負荷を圧倒的に低減できます。今回の連携を記念し、PASSTOでは羽毛製品の回収を強化する特別なキャンペーンを期間限定で実施します。
期間中にダウン製品を宅配PASSTOでお送りいただいた方全員に、河田フェザーの自社ブランド「KWD」で使える20%OFFクーポンをプレゼントいたします 。
・実施期間:2026年3月13日(金) 〜 3月29日(日)
・対象アイテム:ダウン製品全般
・特典:KWD公式オンラインショップで使える「20%OFFクーポン」
【参加方法】
1. PASSTO公式LINEの「参加できるキャンペーン」から本キャンペーンを選択 。
PASSTO公式LINE:https://bit.ly/4s8NnmB
2. 集荷依頼の前に、お手元のダウン製品を撮影。
3. あとは自宅から発送するだけ!送料・回収費用は無料 。
【注意事項】
・クーポンは回収品の確認後(キャンペーン終了から1〜2週間後を目安)に、LINEアプリ内へ付与されます 。
・対象物が写っていない等、本キャンペーンの参加条件を満たしていないと判断された場合はクーポンが付与されない可能性がございます。
・在庫の都合により売り切れになる商品が発生する可能性がございます。
・本キャンペーンは予告なく変更・終了する場合がございます。
キャンペーン詳細ページはこちら
https://www.passto.jp/topics/090c5nxm82rt/


