
一社では起こせない変化を、共に。REUSE SHIFT 第2弾 LINEヤフーの「サストモ」による挑戦 | PASSTOマガジン VOL.16
一社では起こせない変化を、共に。REUSE SHIFT 第2弾 LINEヤフーの「サストモ」による挑戦 | PASSTOマガジン VOL.16
こんにちは。
PASSTOマガジン編集部のマイです。
さかのぼること2024年の8月、ECOMMITは新コンセプト「REUSE SHIFT(リユースシフト)」を掲げ、あらゆるものが循環する社会のためにチャレンジを行う企業との取り組みを推進してきました。
第一弾はコスメティックブランドSHIROと協業し、不可能と言われる化粧品容器のリユースに大規模に挑戦しました。
そして2025年3月3日に発表された第二弾のチャレンジャーはLINEヤフー株式会社が運営するサステナビリティに関するニュースやアイデアを届ける「サストモ」です。
今回はこのREUSE SHIFT第二弾の取り組みへの想いと、このPASSTOマガジンを読んでくださっている皆さんが参加できるこの仕組みについて詳しくご紹介します。
写真:Aya Tonosaki
一社では起こせない変化を、共に。
REUSE SHIFT 第2弾 LINEヤフーの「サストモ」による挑戦

REUSE SHIFTとは「一社では起こせない社会の変化を、共に。」というコンセプトで、あらゆるものが循環する社会のために、”リユース・リサイクル”へと大胆にシフトしていく企業とともに立ち上がり、業界を超えたムーブメントへと昇華させていくチャレンジ。
第2弾として、LINEヤフー株式会社が運営するサステナビリティに関するニュースやアイデアを届ける「サストモ」がECOMMITと連携し、自宅に眠る不要品(都市資源)を回収し、ものづくりに活かす取り組みを開始する。
”都市資源”自宅やクローゼットには、まだまだ多くの資源が眠っている

宅配PASSTOでパストできるもの
現在の社会は大量生産・大量消費・大量廃棄の一方通行だ。日本では年間48.5万トンの衣類が廃棄されている※1 。そのうちPASSTOが回収している不用品は1.2万トンで、廃棄される衣類の約2.5%に過ぎない。※2 残りはほとんどが焼却処分されている。
都市でごみとして廃棄される家電製品などの中に存在する有用な金属資源を「鉱山」に見立てて、「都市鉱山」と表現することがある。 その他にも、畑で育てた綿花を糸にし、染色して衣類を作る過程を、自宅やクローゼットで不要になった綿製品を集めることで再現できることを収穫のようであるとして「都市農園」とも呼ばれている。 私たちはこれらを総称して都市資源と呼んでいる。
ECOMMITは、この都市資源を回収する仕組みを作っていきたい。
※1 出典|環境省 令和4年度循環型ファッションの推進方策に 関する調査業務 -マテリアルフロー
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/goodpractice/case26.pdf
※2 PASSTOをはじめとするECOMMITでの回収量をすべて衣類換算した場合の割合
年間のべ5万人が自宅に眠った不要品(都市資源)を手放す
循環アクションを行うことを目指す

株式会社ECOMMIT 上席執行役員 Chief Branding Officer 山川咲
友だち数が500万人以上の「サストモ」LINE公式アカウントを通じて、自宅に眠る不要品(都市資源)を回収・選別・再流通する「宅配PASSTO」が2025年3月3日から本格始動する。
回収された不要品は、ECOMMITによって国内外でリユース品として再流通されるほか、リユースが難しいものに関してはリサイクルパートナーを通じて再資源化される。
将来的には、メーカーが集めたい資源を自宅から集め、生活者の自宅に眠る都市資源をつなげることで、メーカーが必要としている資源を自宅から手放すアクションを推進していくのだ。
「宅配PASSTO」の実証実験を行った結果、
本格始動へ
昨年9月、「サストモ」とECOMMITは「宅配PASSTO」の実証実験を関東・中部・関西エリアで1ヶ月半の期間限定で行った。その結果、3,558名が宅配PASSTOでアクションを起こし、約44トン(44,074kg)の不要品を回収。循環率(リユース・リサイクル率)は97%だった。

ものを買うのと同じくらい気軽に、自宅にいながらものを手放せる仕組みを作ることで、循環に繋がることが明らかになった。これを受け、エリアと期間を拡大し、「宅配PASSTO」を本格始動する。
回収するだけでは根本的な解決にならない。
その先に私たちが目指すところ

株式会社ECOMMIT 代表取締役 CEO 川野 輝之
回収するだけでは、ゴミ問題の根本的な解決にはならない。回収したものを再び製造側に戻さなければ、問題は解決しない。だからこそ、今回は作り手や売り手に参加してもらい、ものが循環することが当たり前の社会を作ることが重要だと考え、スタートする。
その一つがMITSUBOSHI 1887だ。再生ウール、「ReBirth WOOL」を使用し、集まったものを循環型の製品に変えるメーカーである。また、ポリエステル100%を回収したいRENUや、タオルを回収したい株式会社キョクサンなど、再生原料を必要とする企業(製造側)に戻していく取り組みを実施する。
ECOMMITとLINEヤフーの「サストモ」、それぞれの決意

発表会では、LINEヤフー サステナビリティ推進統括本部 サストモ編集長 長谷川琢也氏と株式会社ECOMMIT 上席執行役員 Chief Sustainability Officer 坂野晶氏のトークセッションも行われた。

LINEヤフー サステナビリティ推進統括本部 サストモ編集長 長谷川琢也
長谷川氏は、実証実験後の回収量に驚いたと語る。さらに驚いたのは、回収量だけでなく、「こういうのを待っていました!」「家からできることを探していた」という、実際に参加した人々の声であった。
長谷川氏「私たちがECOMMITと提携した理由は、単なる企業責任としてではなく、より意味のある活動を通じて、自分たちのワクワク感や得意分野を活かしたいという思いからです。そして、ECOMMITと一緒にやることで、活動の磁力が増すと思っています。
また、宅配PASSTOは何でも集まれば良いわけではなく、想いを持って参加してくれる人々を集め、この取り組みの意義をメディアとして伝えたいと思っています。サストモはコミュニケーションツールでもあるので、コミュニティが生まれるような取り組みをしていきたいと思っています。」

株式会社ECOMMIT 上席執行役員 Chief Sustainability Officer 坂野晶
坂野氏は、資源循環インフラを構築し増やしていく中で懸念も感じていた。
「宅配PASSTOに不要品を送ったら、後はなんとかしてくれる」という考え方が広がり、新しいものを買っても良いという風潮になってしまうのは違うと感じている。今ある資源を使い、天然資源の使用量を減らしながら、持続可能な社会を実現しなければならない。
しかし、PASSTOのユーザーにパストした動機を聞くと、大半の人が「環境にいいことをしたいと思ったから」や「次の人に繋げるというコンセプトが良いと思ったから」と答えたという。
坂野氏「ユーザーアンケートの中で、資源循環へのアクションを通じて意識の変化があったという声もあり、『ものを買う前に考えるようになった』という回答もありました。また、パストした後がどうなるのかに関心を持つ人が増えているのがわかります。まさにそこをサストモとコミュニケーションしていくことで、アクションが広がるのではないかと思うと、私たちの希望でもあります。」
自宅に眠る都市資源を回収し、ものづくりを変える
そしてインパクトを社会に起こす
消費者として私たちがアクションを起こすことは重要だが、それだけではなく、ものづくり自体を変えていく必要がある。天然資源の使用量を減らすためには、ものづくりの設計から変わっていかないといけないかもしれない。その第一歩としては、回収した資源をものづくり側に戻していくことが大事だと思っている。単にリサイクルするだけでなく、もう一度物を作り直すという意識を持つことで、消費者の考え方も変わると信じている。
だからこそECOMMITは回収する業者ではなく、ものづくりのための供給者になれたらと思っている。これから私たちはメーカーが必要とする都市資源を回収するために、「サストモ」と一緒に発信し、継続的な参加を促していく。
そして消費者の皆さんには宅配PASSTO、PASSTOを利用してもらい原料を集める機会として参加してもらいたい。
回収できるもの
・必須アイテム:アクセサリー/小型家電/おもちゃ/ホビー用品/調理器具など


・同梱アイテム:衣類/タオル/ファッション雑貨/生活雑貨/アウトドア/スポーツ用品/食器類など


宅配PASSTOの広がり

一社ではできない変化を共にする企業として、宅配PASSTOに参画するのが日本通運の引越しと中部電力ミライズ「カテエネ」である。2025年3月3日に宅配PASSTOを同時スタートし、それぞれのサービスを利用者は、宅配PASSTOのサービスを利用することができる。
宅配PASSTO×サストモ概要

■実施期間
2025年3月3日(月 )〜(終了時期未定)
■実施内容
「PASSTO(パスト)」のスキームを活用し、宅配にてご家庭の不要品を回収します。回収の必須アイテムをいれていただくことで、ご自宅から簡単に送料無料で不要品をお送りいただけます。 回収した不要品は、ECOMMITにより 国内外でリユース品として再流通されるほか、リユースが難しいものに関してはリサイクルパートナーを通じて再資源化されます。
■対象エリア
北海道・沖縄・離島を除く国内全域
■対象
「サストモ」LINE公式アカウントを友だち追加していただき、北海道・沖縄・離島を除く国内全域にお住まいの方が対象となります
LINE公式アカウント「サストモ」 https://lin.ee/P3f6bSp

■回収できるもの
・必須アイテム:アクセサリー/小型家電/おもちゃ/ホビー用品/調理器具など
・同梱アイテム:衣類/タオル/ファッション雑貨/生活雑貨/アウトドア/スポーツ用品/食器類など
■配送方法:自身でご用意した段ボール箱(110-150サイズ以下)に梱包のうえでお送りください。集荷は、佐川急便の集荷専用の申し込みフォームからのみ受け付けておりますのでご注意ください。(佐川急便であれば無料集荷を受け付けています。)
季節の変わり目、クローゼットの整理のタイミングに。
引っ越しや大掃除、模様替えの際に使わなくなった家具や家電、小物類が出てきたとき。子ども用品やベビーグッズなど、一時的に使っていたモノが不要になることもあるかもしれません。
期間中何度でも利用可能なので、ぜひお気軽にご利用ください。
売る、捨てる、パストする!
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